ゾンビが海面を走る
映画1000本ノック 6/1000
[ Swiss ARMY MAN ]
あらすじ ー公式サイトより引用ー
無人島で助けを求める孤独な青年ハンク(ポール・ダノ)。いくら待てども助けが来ず、絶望の淵で自ら命を絶とうとしたまさにその時、波打ち際に男の死体(ダニエル・ラドクリフ)が流れ着く。ハンクは、その死体からガスが出ており、浮力を持っていることに気付く。まさかと思ったが、その力は次第に強まり、死体が勢いよく沖へと動きだす。ハンクは意を決し、その死体にまたがるとジェットスキーのように発進!様々な便利機能を持つ死体の名前はメニー。苦境の中、死んだような人生を送ってきたハンクに対し、メニーは自分の記憶を失くし、生きる喜びを知らない。「生きること」に欠けた者同士、力を合わせることを約束する。果たして2人は無事に、大切な人がいる故郷に帰ることができるのか──!?
[ 気持ち的カラーチャート ]
わからない
いみわからない(白)
ちょっとこわい(グレー)
水が出る(水色)
よくわからないけどなんか
なんかすてきな場面があって(ピンク)
またちょっとよくわかんなくなってきて
なにかを振り切ってものっそい爽やかに去って行く(黄色)
乗ろうと思っていたジェットスキーがまだあたし乗ってないのに出発しちゃって、もう戻ってこない後ろ姿をひたすら見ている感強いんだけど、
何?
しょっぱなからぶっ飛ばしていて、ゾンビが海面を走るシーンから始まるんだけど、海の上走れる人は私ONE PIECEの青キジ(チャリンコ)くらいしか知りません。
これをオススメしてくれた子(彼女もまだみてなかった)が途中で家にきて、 「あ、これどう?」って聞かれた時の
「あー、ちょっとまだわかんない。」が最後まで続く感じです。(私調べ)
ものすごい下ネタを挟んでくるので
付き合いたてのカップルにはオススメしません。
女の子としてこれを笑っていいのか、笑うと下品だと思われてしまうのかのジャッジが難しそう(何)
個人的にはこれで爆笑できるカップルは素敵だなと思います。笑
ちなみに我々の反応といたしましては
あーーーー。まじか(笑)
な感じでした。
アメリカ人、劇場で爆笑してそう。(←失礼)
自分も前向きでもないんだけど、自分よりはるかに下(あくまで気持ち的に沈んでるという意味での下ね)にいる人をみると
ものすごい励ましてしまう
、そういうことって誰にでもあると思うのですが。
生きることになんの希望もない人が、死体に生きることの素晴らしさを伝える、そんな映画です。
ほんでその死体が彼が生きていくためにめっちゃ役に立つ、そんな映画です。
え、
伝わる?
(伝わらんわ)
ブリグズビーの時も思ったんだけど、どうして?どうして?を大人に問いかけていくと、どうしてだっけ?あぁ、つまらん固定概念に縛られてしまっていたな、と気付くんだけど、
かと言ってその後にすぐじゃぁこっちと行動を変えられるわけではなく、結局何も変わらない日々を過ごす人が多いのだよね。
やる気がないわけじゃないの、やる気はそこそこあるの
その一歩を踏み出せない人もいれば、頑張って一歩目を踏み出したのに2歩目が出ない人もいる。
この映画も、自分のやりたいことをやるんだ!これが僕だ!なんて大きく一歩踏み出すのに、結局は爆走できる人の肩を押して終わるのね。 2人きりの時はなんでもできる気がしたのに、世界に戻ってきてしまったら一瞬で元どおり。
やっぱり爆走できる人は、どこかで一区切りつけた人だけなのかって思ってしまったり。
とりあえずいうと、大してハリーポッターも見たことない私が
大きくなった彼を見たのが死体役という
アンビリーバボーな映画です。
わけわかんないんだけど、「途中でやめる」はできなかった、全編に漂う
なにかあるんじゃないの感。
ただなんだろう。
見終わった後
謎の爽快感
はあります。
あと恋をするシーンの描写がめっちゃタイプ。死体なこと忘れるくらいフレッシュで甘酸っぱさあり! あれ、この人生きてるんだっけ?みたいな。むしろ生きててくれ、と思ってしまうみたいな。
これ見た人にはどう見えたのか、聞いてみたい。
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