中華の街の伝道師




突然ですが、わたしはものすごく占いに行きます。




一番通うのは近所のタロット。

タロットとは現状を把握するのに有効らしく、そこのお姉さんの語り口がとっても好きという理由もあって、事あるごとに通っております。





本当はね。

あんたはあっちの方向いけば出会いある!

その男と結婚してよし!

仕事はこれをしろ!

と言ってもらえれば、その意見に全体重寄っ掛かる気持ち満々なのですが、




現状こういう感じで、こんなことに悩んでいるんじゃないですかー?みたいな答え合わせをしてもらって胸のつっかえを落として帰る、というのがちょうど心地よいわけですね。






自分の人生だからね、自分で切り拓かなきゃね…(震)








先日、せっかく横浜美術館に行くのならとランチを中華街でとる事にしました。












中華街といえば





手相ですよね。

(いや中華だよ)





手相占い995円。


わたしホイホイです。
(注:うっかり入っていってしまうこと。)



通されたのは、少し滑舌のわるいわしゃしゃ系おじいさんの前。



年齢・仕事の有無・恋人の有無を一通り聞かれ、さっそく開始です。



「いま恋人が居ないのはね…

あなたのそのこだわり!

融通のきかなさ!


過去のトラウマ!!!」







しょっぱなからすんごーい。







「あんたは一生懸命生きてきた。顔を見ればわかる。ハリがあるからね。(手相じゃない)


手相の線もしっかりしてる。感情豊かでまっすぐな人だ、意外と献身的。いい家庭を築くよ。


ただ感情線の周りに細かい線がたくさんある人は、起伏が大き過ぎることがあるから注意が必要なのよ。」



ほーん。


隣にいる同居人も「へ〜当たってる〜〜」と温度上昇。


ここでわしゃわしゃおじいちゃん、畳み掛けるように声のボリュームをあげ、こう放った!






「ずばり当てようか…



あんたは長女としてこの世に生まれている!












「あ、いえ…次女です。」






「直接そうじゃなくても、長女のような役割を担う事が多かったんじゃないかい!?

なぜならあんたはとっても面倒見がいいという線がうんぬんかんぬん…」









【特技:ものすごく空気を読む】を備えているわたしは、なんとなく微妙になりそうな空気漂うこの空間で、どう答えるか考えました。





しかし、これまでの自分の人生をどの角度から切り取ってみても






誰もが認めるド末っ子。






「あんま…なかった…かなぁ…?」





急激に温度を下げる左サイド。(同居人)






ゆるやかな失速を感じさせる彼はその後、同居人の手相を見てもわたしと同じ言葉を並べ、最終的には女たるもの、結婚をして母になり…というお話しに落ち着きました。






なんか




ごめんなさいね、わたしの線が…。













そんな彼が、今日私が言ったことを忘れないよう、いつか答え合せをしなさいとすべての助言をメモにしたためてくれました。









ありがとう。




あなたの言葉はいつかわたしたちを









読めない。



..

まいにちを 積み重ねて まいにちのきおくを 積み重ねて かいて 振り返れば 結構おもしろい人生だった そんくらいでいいです。

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